category: BELLA UNION

=BACK IN= SOUNDWALK COLLECTIVEとJESSE PARIS SMITH、そしてその母であるPATTI SMITHが2014年にフランス語学校のアリアンス・フランセーズのフェステイバルで披露された作品がヴァイナル化。本作はVELVET UNDERGROUNDで知られるNICOが残した最後の詩を元に制作されている。

-LTD. NEON PINK VINYL- 1999年デビュー、2003年にBella Unionとサインし発表された「Troubled By The Fire」で注目を浴び、半メジャーNonesuchに移籍し発表した2005年のアルバム「Year Of Meteors」はでもヴァイナルはあのKill Rock Starsからとといった事実からわかるよう正しく絶賛されたポートランドのシンガー・ソングライターLAURA VEIRS、2020年アルバム。LAURA MARLINGと共にしっかりとキャリアを積み上げるJULIA JACKLINさえひれ伏すフォーク・カントリーをベースにしながらも大きなドリームとポップが覆う全10曲。

=BACK IN=　　 -LTD. TRANSPARENT SPLATTER VINYL- STONE ROSESやHAPPY MONDAYSに続きマッド・チェスター・ムーブメントの中に登場し人気を獲得したThe CHARLATANSのフロントマンというスターでありながら、2000年代に入るとサウス・ロンドンの新人バンドたちをサポート、さらにインディペンデント・レーベルO Genesisを運営、そしてヴァイナル・コレクターとしてもコンピレーションを発表するなど、完全にリスナー目線で生きる、世間の評価以上に本気で凄いひと（しかもこのルックスで現在53才！）である彼の2020年ソロ・アルバムはなんとCOCTEAU TWINSのSimon Raymondeが運営するBella Unionから。なので超良い。いきなりの冒頭はCUREの"Boys Don't Cry"にインスパイアされたであろうイントロからはじまり、自身のレーベルからR.STEVIE MOOREをリリースするオタク・ピアノ・ポップ・マジック、同世代バンドでもファンというピュアさが溢れ出すSTONE ROSESみたいなドリーム・ナンバー（なぜCHARLATANSじゃないのだろう...しかしそこが凄い）、などなどという、今でも時代に合わせて修正成長してしまった、これはおそらく過去のソロ・ワークスの中でもベストと思われる、という若さと興味とやりたいことが止まらない全12曲。

Stephan CrasneansckiとSimone MerliによるSOUNDWALK COLLECTIVEとPATTI SMITHによる　コラボレーション3部作の完結作となる2020年アルバム。

=BACK IN=　-LTD. YELLOW COLORED VINYL- ついに、差別はなくなった。西暦3万2019年、人類はついにそれを達成したのだ。なのでこの地球にこの世界にあの街にあの戦場にあのツイッターにあのLINEにこの職場にこのクラスに右翼に左翼にそしてそれを反対するあの中に。残りの3万年間、差別は必ず存在し続ける。でもキミは大丈夫。EZRA FURMANのレコードを買うのだから。JAY REATARDに憧れ続けた青春時代。口紅をそっと塗っていた男子トイレの上から覗かれてクラスの男子も女子も涙を流しながら僕を指差し笑った。キミがそいつらと一緒にいなかった、一緒に僕を笑っていなかった、って自信を持っていえる？言えないよね？でも僕は大丈夫。人間ってそういうものだし、勇気なんて都合の良い時しか出さないし言いもしない。だって僕だって一緒に僕を笑っていた。アイツは誰だ...EZRA FURMANは笑い殴られ続けても一度拭った口紅を改めて塗り続け英国で市民権を獲得した。そして今、彼は再び笑い殴られることを選んだ。一瞬の迷いの懺悔を込めて。この素晴らしい宣戦布告のパンク・アルバムは我々の凱歌としよう。キミはひとりで歌えるか？それともまた誰かと一緒に彼を笑うのか？だとしても誰も責めやしない。だってキミは大丈夫。

LUSHのMiki Berenyi、MOOSEのKJ McKillop、ELASTICAのJustin WelchそしてMODERN ENGLISHのMichael Conroyが結成したスーパーバンドPIROSHKA、2019年1stアルバム。